ここでは今年3月に発表された調査結果(※)から、短時間労働者である看護師の給与データを経験年数別にみていきます。
上記調査結果から、企業規模10〜99人の短時間労働者である看護師(男性)の、1時間当たり所定内給与額(以下、給与額)などをまとめると、下表のとおりです。

男性の経験年数計をみると、給与額は1,604円でした。年間賞与その他特別給与額(以下、賞与等)は3.1万円となりました。実労働日数は12.1日、1日当たり所定内実労働時間数は6.6時間でした。
経験年数階級別の給与額をみると、最も高いのは10〜14年の2,315円で、5年以上の経験年数階級で1,500円を超える状況となっています。賞与等は金額にばらつきがみられます。
次に、企業規模10〜99人の短時間労働者である看護師(女性)の給与額などをまとめると、下表のとおりです。

女性の経験年数計では、給与額が2,010円で、賞与等が7.0万円となりました。いずれも男性の経験年数計を上回っています。実労働日数は11.9日、1日当たり所定内実労働時間数は5.3時間と、こちらは男性の経験年数計より少なくなっています。
経験年数階級別の給与額は、5〜9年が2,104円で最も高くなりました。また、すべての階級で1,500円を超える状況となっており、男性の給与額を上回る階級が多い状況です。
国による医療機関等の賃上げ支援策が実施される中、次回の結果では、どのような変化がみられるでしょうか。
(※)厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」
5人以上の常用労働者を雇用する民営事業所等から無作為抽出した79,321事業所を客体とした調査です。ここでの短時間労働者は、同一事業所の一般労働者より1日の所定労働時間が短いまたは1日の所定労働時間が同じでも1週の所定労働日数が少ない労働者をいいます。所定内給与額は、2025年6月分の労働契約等であらかじめ定められている支給条件、算定方法により支給された現金給与額のうち、超過労働給与額を差し引いた額で、手取り額でなく所得税等を控除する前の額です。労働者ごとに所定内給与額を所定内実労働時間数で除したものが1時間当たり所定内給与額です。年間賞与その他特別給与額は2024年の賞与、期末手当等特別給与額です。
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